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異文化交流に関心のある人こそ花巻を選んでほしい

土屋昌美さん

Profile

昌美さん●1972年仙台市生まれ。●宮城県内で公務員として勤務していた時に、石巻市出身のご主人と出会い、結婚。ご主人の仕事の関係で2014年4月から花巻での新生活をスタート。翌年には双子のお子さんに恵まれ、現在は花巻市内の持ち家●夫と娘2人の4人家族。

花巻を異文化交流の活発な街にバイリンガル教育に関心がある人たちとつながりたい

 仙台に生まれ育ち、一度も仙台を離れたことがないという土屋昌美さんは、2014年、結婚を機にご主人の仕事の都合で花巻に移住。父親が岩手県盛岡市に単身赴任していたことや、土屋さん自身の趣味がスキーで安比高原に遊びに来ていたこともあり、花巻は何度か訪れていた街だった。実際に暮らしてみての印象はどうだろう。
「花巻はたまに来ていたんですが、ほかの街と比べても当時から変わっていないという印象で、懐かしさを感じましたね。引っ越してきた当初は近所のスーパーに子どもを連れてよく出かけていたんですが、店員さんが親切にしてくれたのがうれしかったです。ご近所の方々とも仲良くしてもらっています。子育てという視点で見ても、生活しやすい街ですね。公園が多くて子どもと遊べるところがいっぱいありますし、通学路にいる見守り隊の方々の、子どもたちへの眼差しもあったかいんですよ。」


昔から変わらず懐かしくてあったかい町花巻

 土屋さんにとって初めてのお子さんが双子。それに加えて新生活というのは少々大変な状況のように見えるが、土屋さんは持ち前の明るさで地域にとびこみ、花巻市の子育て支援ネットワーク「ファミリー・サポート・センター」(通称、ファミサポ)など、市が提供する子育て支援サービスを活用している。
 ファミサポは、子育てのお手伝いをしてほしい人(おねがい会員)と、子育てのお手伝いをしたい人(あずかり会員)からなる、事前登録が必要な会員制の子育て支援の仕組みで、両者のマッチングは、それぞれの要望や経験をもとにセンタースタッフが行い、提案する形になっている。利用料金は、時間帯にもよるが、1時間500円前後。「一時保育も考えましたが、ふたり一緒に預けられる空きがなくて、仙台の母親に頼ることもありました。そんな時に花巻市のウェブサイトで知った子育て支援センターに毎日のように通っていたのですが、そこには保育士の資格を持つスタッフさんもいて、子どもを自由に遊ばせながら、親の話を聞いてくれるのが助かりました。そこがファミサポの窓口でもありました。最初は知らない人に預けることには躊躇もあったのですが、最初に紹介された方がとてもよくしてくださって、今も時々お願いしています。」
 子育て支援制度を上手に活用して自分の時間ができたことで、土屋さんは幼児教育アドバイザーという仕事をスタートさせたほか、双子ならではの苦労や喜びを分かち合う、任意団体「花巻ふたごサークルLove Twins」というサークルを友人らと立ちあげた。サークルでは定期的に会を開いていて、花巻市内外から20組ほどの親子が集うという。


ファミリーサポートを活用し、仕事と子育てサークルをスタート

 幼児教育アドバイザーという仕事柄、幼少期の情操教育に関心の高い土屋さん。花巻は新幹線、高速自動車道、そして台湾からのチャーター便を持つ空港があるなど、外からのアクセスがいいという交通事情を活かし、こんな方たちと出会い、つながりたいと考えている。
「花巻は交通の便がいいので、異文化交流を活発にする可能性のある街だと思うんです。前職の関係でバイリンガル教育に関心があったのですが、先日行った安比高原スキー場での外国人スタッフの多さに驚きました。それだけたくさんの観光客が来ているということですよね。これからの社会、仕事を考えると、小さい頃から英語に慣れ親しんでいれば、苦労せずに話せるようになると思いますし、花巻で暮らしていたとしても仕事の選択肢は広がると思うんです。その入り口のひとつとして、バイリンガル教育に関心のある方々が増えてつながることで、外国語を話せる子どもたちをもっと増やすことができたらいいなと思います。」